健やかな成長願い 県庁正面玄関に紀州雛
3月3日の桃の節句を前に、和歌山県庁本館2階正面玄関に、ふくよかな姿の「紀州雛(きしゅうびな)」が飾られている。
紀州雛は海南市黒江地区で制作された漆塗りのすわり雛で、紀州漆器の生産技術を生かして昭和初期に創案。2004年3月に県郷土伝統工芸品として指定された。
子どもの健やかな成長を願い、県では1996年度から同じ紀州雛を飾っている。高さ12・5㌢、直径13㌢。天然木材に漆を塗り重ね、蒔絵を施した。丸みを帯びた紺色衣装の男雛と赤色衣装の女雛が対になり、艶やかな光沢にかわいらしい表情を浮かべ、来庁者の目を楽しませている。
設置は3月5日まで。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 春の褒章に県内2人 各界での功労たたえ(04/28/2024)
- 賃上げの持続等訴え 連合和歌山メーデー(04/28/2024)
- 大学誘致で県内就職率が増 和歌山市(04/27/2024)
- 食品ロス削減へ 県社協、わかやま市民生協(04/27/2024)
- 和大に国際交流基金設置 塚本さんの寄付で(04/26/2024)