治安維持の最前線へ 警察学校で34人が卒業
和歌山県警察学校(和歌山市木ノ本、西川敏秋校長)で1日、初任科第146期生(長期課程)の卒業式が行われ、およそ10カ月の厳しい教養訓練を終えた卒業生34人(うち女性8人)が警察官として新たな一歩を踏み出した。
式には卒業生と教官らの他、来賓や保護者らが出席。卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、卒業生代表の武内崚茄(りょうか)巡査(19)に、西川校長から卒業証書が手渡された。
西川校長は「学校から第一線へと大きく環境は変わるが、学んだ基礎を基に、新人警察官らしく活力あふれる行動力で活躍してほしい」と激励し、檜垣重臣県警本部長は「常に前向きに研さんを続け、強さと優しさを兼ね備え、県民の安全・安心を守り抜く警察官として大きく成長してほしい」と訓示した。
同日付けで和歌山北署配属となる武内巡査は「入校式後に、私たちの制服姿を見て感動してくれた家族への感謝の気持ちや、期待に応えたいという強い気持ちはさらに強くなりました。学校生活で学んだ規律、職務に対する誇りと使命感を持ち続け、努力を怠ることなく、県民の期待に応えられる警察官になることを誓います」と強く決意した。
卒業生は串本署を除く県内13署に配属され、治安維持の最前線で現職場実習を行う。
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