社会参加体験を文集に 県警が市教委に寄贈
和歌山県警本部少年課が社会活動に参加した児童生徒の感想文をまとめた文集「社会参加活動を体験して」の本年度版が完成し、6日に和歌山市教育委員会の原一起教育長に寄贈した。
文集作製は今回で15集目。児童虐待防止やマナーアップキャンペーンの啓発、稲刈りをはじめ地域での農業体験などに取り組んだ小中高生や学生の感想文を、市立和歌山高校生によるイラストとともに掲載している。
県警少年課の黒井孝行課長、西署少年補導員連絡会の畑中幹造会長、東署同会の中尾眞智子会長、北署同会の牧野真知子会長、和歌山キワニスクラブの田中宣人さんが原教育長に文集を手渡した。
原教育長は「参加するだけでなく、こうして文字に残すことも大事。啓発などでは大きな声で呼び掛けられる子どもも増えて頼もしく思う」と話した。
黒井課長は「15年分の文集に、指導されてきた方の思いや継続の大切さが伝わってくる。少年の健全育成が安全な地域社会、非行を生まない社会につながるので、活動をこれからも続けたい」と節目の思いを語った。
文集は活動に参加した学校や市教委に430冊、少年補導員らに350冊配布される。
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