働く人に優しい社会を 連合和歌山メーデー
連合和歌山主催の「第90回メーデー和歌山県中央集会」が27日、和歌山市の和歌山城砂の丸広場で開かれ、組合員らが労働規制の緩和阻止や7月の参院選の勝利に全力で取り組むことを確認した。
池田祐輔会長は式典のあいさつで、平成元年(1989)に連合が発足してからことしで30年となることにふれ、「一つの区切りになる。労働運動はより良い社会の構築に向けた変革の原動力とならなければいけない。働く者のための働き方改革を目指す」と強調。7月の参院選について「衆参同時選挙の可能性も頭に入れている。これまでより厳しい選挙になると思うが、野党が団結して政権交代が可能な政治体制を実現し、安倍政権の暴走から民主主義と国民主権を守るため、力強いご支援をお願いしたい」と呼び掛けた。
恒例のデモ行進では、池田会長や7月の参院選で連合和歌山の推薦を受ける藤井幹雄氏らを先頭に、横断幕やのぼりを手にした組合員約500人が、三年坂通りやけやき大通りを行進。「労働時間の規制緩和を許さない」「安心できる社会保障制度をつくれ」「全ての働く者のために頑張るぞ」などとシュプレヒコールを繰り返した。
式典の最後には参加者らが頑張ろうコールを行い、働く人に優しい社会の実現や参院選の勝利を誓っていた。
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