豊かな自然を楽しんで 生石高原で山開き
紀美野町から有田川町に広がる生石高原で4月29日、観光シーズンの到来を告げる山開きが行われた。観光客の安全を願う神事や護摩祈願、餅投げなどが行われ、山頂は約500人の家族連れらでにぎわった。
小川八幡神社の西尾酒子宮司による神事には、石田真敏総務大臣も出席。生石高原観光協会会長を務める寺本光嘉紀美野町長や、同副会長の中山正隆有田川町長、湯浅警察署や有田川町消防の関係者ら約60人が参列し、厳かに観光客の安全を祈っていた。
寺本会長は、昨年9月の台風被害により周辺道路の通行状況が万全ではなく、観光客が減少傾向にあることを話し「美しいススキの景観の継承に一層の力を込めたい」とあいさつ。石田総務大臣は「AIの活用などで無機質ともなりがちな新時代には人間性を養うために自然と親しむことが必要になる。大勢の人に生石に来てもらいたい」と話した。
来賓らによるテープカットには紀美野町のPRキャラクター「きみちょん」もお目見えし、華やかに観光シーズンが始まった。
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