特殊詐欺防止で感謝状 紀陽銀行内原出張所
特殊詐欺の被害防止に協力したとして、和歌山西署は26日、紀陽銀行内原出張所(和歌山県和歌山市内原)に感謝状を贈った。
同署によると、10月23日、同出張所に「定期預金を解約したい」と男性が訪れた。窓口の担当者が理由を聞いても答えてくれず、慌てた様子だったため担当者が業務課の岸本祐之課長に報告。改めて詳細を聞いたところ、ネットトラブルに巻き込まれ、プリペイドカードでお金を支払おうとしていることが分かり、岸本課長は詐欺の可能性が高いと感じた。「これ以上は守秘義務で言わない」と言い、立ち去ろうとする男性を説得し、同署に連絡。署員が男性から詳細を聞き、詐欺と判明した。
鉛口恵吾署長から感謝状を受け取った岸本課長は「普段から様子がおかしいと思った人は報告するように伝えていた。年配の方だけでなく、どんな世代の人も詐欺に遭う可能性がある。窓口で止められるようにしたい」と話していた。
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