野球の楽しさ知って 高校球児が児童ら指導
高校球児と一緒に野球を楽しむイベント「ちびっこやきゅうチャレンジ」が18日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場であり、約150人の子どもたちが野球部員に手ほどきを受けた。
子どもの野球離れが指摘される中、県高野連や㈱朝日新聞社などが子どもたちに野球の楽しさを知ってもらおうと開いた。県内各地から2~11歳の子どもが参加し、さまざまな高校の選手や指導者がユニホーム姿で交流した。
子どもたちは高校球児が近くからトスした球をバットで打ったり、高校球児とキャッチボールをしたり、的を目がけて球を投げ、的を何枚倒せるかを競うストラックアウトなどに挑戦。トス打撃で子どもが大きな当たりを打つと、高校球児たちが歓声を上げていた。
桐蔭高の坂口健心投手(2年)は「みんな表情がいきいきしていて元気があり、こちらも見習うべき点があると思った」と、野球をする子どもの数が減っていることについては「自分が小学生の頃にはたくさんチームがあったが、今はかなり減っていると聞いた。子どもたちが他のスポーツに流れているのかもしれない。こういうイベントを通じて野球の楽しさを知ってもらえたら」と話していた。
参加した市立四箇郷小学校1年生の男の子(6)は「野球が好き。チームではショートを守っています。きょうはとても楽しかったです」と笑顔だった。
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