乗務員の体温測定も タクシー業界で対策
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、限られた空間で接客する機会の多いタクシー業界でも対策が進んでいる。
和歌山県和歌山市松島の相互タクシー㈱(田畑孝芳代表取締役)では、先月末から乗務員のマスク着用を徹底。県内で初めての感染者が出たことから、14日の朝礼では、社員にアルコールでの手の消毒の徹底や、乗客を降ろした後窓を開け走行し、車内を換気することなどを呼び掛けた他、出勤した乗務員の体温測定も始めた。
アルコール消毒液が全国的に品薄となり、同社でも確保が難しい中、全車に設置できるような態勢づくりを急いでいる。乗務員の尾花和彦さんは「除菌シートで、こまめに手すりやトレー、ドアノブなどを拭くことを心掛けています」と話す。
車内では、乗客とのつり銭の受け渡しや、会話のやりとりなどが行われることから、担当者は「感染防止のために、どんなことができるか、さらに検討する必要がある」としている。
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