高齢女性2人が感染 医大紀北分院の患者も

和歌山県は24日、橋本保健所管内在住の女性2人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。女性の年齢は80代と90代。県内の感染者は累計52人となった。

80代女性は橋本市高野口町の介護施設「デイサービスセンターさくら苑」の利用者。さくら苑を巡っては、利用者の送迎などを担当する50代男性職員と入浴介助などを担当する60代女性職員の感染がすでに発表されており、80代女性は職員2人と接触していた。21日に発熱があり、感染した職員の濃厚接触者として検体を採取したところウイルス検査で陽性が判明した。病状は安定している。

90代女性は骨折の治療のため11日からかつらぎ町妙寺の県立医科大学付属病院紀北分院に入院。15日に手術を受けた。16日から胸の痛みや発熱があり20日にCT検査の結果、肺炎像を確認。24日に陽性が判明した。女性は酸素投与を受けており重症。10日にさくら苑を利用していたという。

紀北分院は入院患者の感染が確認されたことを受け、24日午後から新たな入院患者の受け入れや外来診療を停止している。

県内ではすでに25人が退院しており、うち17人が社会復帰し、8人が健康観察中となっている。

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