高卒者の求人確保 県などが経済団体に要請

和歌山県や県教育委員会、和歌山労働局は12日、県内の経済5団体に対して来年春卒業予定の高校生などの求人数確保を要請した。

要請は和歌山市北出島のプラザホープであり、宮﨑泉県教育長が県商工会議所連合会の和歌哲也常任幹事に要請文を手渡した。

宮﨑教育長は「新型コロナウイルスで県内企業も大変厳しい状況下に置かれていることは十分承知しておりますが、企業と地域の将来を担う若い人材の確保、定着は必要不可欠。県内企業に就職したいという高校生の希望実現と企業の継続的発展に必要な人材確保のため、1人でも多くの新規高校卒業者を採用くださるようお願いしたい」と要請。

和歌常任幹事は「(経済が)まだまだこれからひどい状況になるのではと話す経営者もいる。短期的な業績ではなく長期的に見て良い人材を採用するというつもりで取り組むよう声を掛けていきたい」と話していた。

高校生の採用について意見交換する出席者たち

 

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