期待と不安の営業再開 休業要請解除拡大で
16日に続き、遊興施設などでも休業要請が解除されてから初めての週末となった24日、和歌山県内では大型連休の頃と比べて交通量も増え、大型商業施設などは人出が戻りつつある。長い自粛生活からの解放感を味わいながらも、「第2波」への警戒や不安の声が上がる。
カラオケFesta(海南市名高)は、要請解除を受けて24日に営業を再開。通常の週末であれば家族連れや学生らが大勢訪れるが、この日の来店は常連客が何組かという静かな週末となっていた。
県は営業再開に伴いガイドラインを提示。同店オーナーの川田江里奈さんによれば、利用は1人か家族のみ、タンバリンなどの貸し出しをしない、個室では間隔を空けて座り、利用後の部屋は消毒、換気するなどさまざまな制約に注意を払いながらの営業になっているという。
市内から久しぶりに同店を訪れた男性(55)は「家にいる時間が長かったので、やっと外に出られたな、という感じ。これからも感染者が出なければ、県外にも出られる」と解除が進む状況に安堵(あんど)しているようだった。
川田さんは「スタッフには祖父母と一緒に暮らしている人や、子どもがいる人もいる。そういった不安はあるが、徹底して気を付けながら、できることを精いっぱいしていこうと思う」と話していた。
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