不法投棄は許さない 県と県警がヘリで監視

和歌山県と県警は廃棄物の不法投棄を監視するため、4日、県警ヘリコプターによる空からの監視パトロールを行った。

国が6月を環境月間と定めているのに合わせ、毎年この時期に実施。地上からでは目が届きにくい海岸線や山中などを重点的にパトロールする。

この日は県警ヘリが午前10時ごろに和歌山市の西浜ヘリポートを離陸。紀の川市や橋本市など紀の川沿いの地域や有田川町などを約1時間半にわたり飛行した。5日は白浜空港を離陸し、紀南地域をパトロールする予定。

県循環型社会推進課廃棄物指導室によると、2017~19年度の3年間にスカイパトロールで12件の不法投棄が発見されているといい、「川筋やがけなどで見つかることが多い。上空から監視するので発見しやすく抑止効果もあるのでは」と話していた。

 

パトロールする県警のヘリ