平和の尊さ語り継ぐ JAビルで原爆と戦争展
「『原爆と戦争展』を成功させる和歌山の会」は26日まで、和歌山県和歌山市美園町の県JAビル1階で原爆や和歌山大空襲についての写真資料などを展示している。
展示会は平和な未来と命を大切にする社会を子どもに残そうとこれまで同市や紀の川市各地で開き、ことしで19回目。
被爆した詩人・峠三吉の詩や第2次世界大戦、戦争、平和、命の絵本、広島市民が描いた原爆の絵、和歌山大空襲の写真資料など約80点を紹介している。
同日午後2時からは「長崎で被爆した方を囲んでの座談会」を開く。同会の神谷憲次事務局長は「平和で豊かな日本にという願いを若い世代に受け継いでもらう橋渡しができればと思う」と話した。
訪れた同市岩橋の男性(69)は「毎年見ていてもショックな出来事。平和になるためには人間の心が豊かにならないといけない」と話した。
入場無料。午前9時から午後5時まで。問い合わせは同所(℡073・488・5641)。
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