同居の20代2人が陽性 感染者の人権に配慮を
和歌山県は12日、和歌山市内で同居している20代アルバイト女性と20代会社員男性の2人が、新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染者は累計186人で、2人が退院し、入院中の患者は18人となった。
20代女性は、8日から発熱やせきなどの症状が出始め、10日に医療機関を受診し、12日に陽性と判明した。アルバイト先での勤務は7月28日が最後で、2週間以内に県外への外出はしていない。病状は安定している。
20代男性は、6日から咽頭痛や発熱の症状があり、10日に医療機関を受診し、12日に陽性と判明した。病状は安定している。発症後も8日まで勤務しており、職場の同僚や家族などを濃厚接触者として検査する。
また、入院中の岩出保健所管内の60代男性について、肺炎の症状が悪化し、酸素投与が必要な重症となっていることが明らかにされた。
記者会見で県福祉保健部の野㞍孝子技監は、県内でも感染者がまだ少ない南部などで感染者への誹謗中傷が起こっているとし、「感染症は誰でもなりうる。誹謗中傷のないようにお願いしたい」と県民に呼び掛けた。
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