知事に返還請求命令 県議政調費で高裁
和歌山県議の2011年5月~12年度の政務調査費(現政務活動費)に違法な支出があったとして、市民オンブズマンわかやまが仁坂吉伸知事に対して、当時の県議に返還を請求するよう求めた訴訟の控訴審判決が25日にあった。大阪高裁は、県議10人に違法な支出があったとした昨年9月の1審判決を支持。計1444万円の返還を求めるよう仁坂知事に命じる判決を言い渡した。
1審では、政務調査費の一部が使途基準に適合していないとし、控訴審判決は1人について5000円分を減額したが、他の9人については1審と同じ額を違法と認定した。
仁坂知事は「本県の主張が認められず残念。上告するかどうかを含め、判決内容をよく検討したい」、岸本健県議会議長は「議員の調査研究活動が認められず、誠に遺憾。今後の対応を注視したい」とのコメントを発表した。
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