デジタル化など 吉本の大﨑会長らトーク
吉本興業㈱の大﨑洋会長、教育者の坪田信貴さんらによるトークショーが21日、和歌山県和歌山市雑賀崎の浄土真宗本願寺派極楽寺であった。地域活性化や社会のデジタル化などについて活発な意見交換が行われ、地域住民ら約30人が聴き入った。
同社主催。大﨑会長、坪田さんの他、岸本周平衆議院議員、県住みます芸人のわんだーらんども参加した。
大﨑会長は坪田さんに雑賀崎についての印象、岸本議員に和歌山への思いを質問。坪田さんは「日本のアマルフィみたいだと思った。街並みが少し似ている」と話し、岸本さんは「和歌山は人のつながりの中で生活できる幸せな場所。地元の方とのふれあいが自分を変えてくれた。和歌山のために働きたい」と魅力を語った。
岸本議員は和歌山の活性化策として外国人の積極的な受け入れを挙げ、「製造業は東南アジアなどにいくのでなかなか(県内に)来ないが、人を呼んでくることはできるのではないか。県や市は和歌山でビジネスを起こしてもらう環境を整備すれば良いのでは」と話した。
社会のデジタル化については、坪田さんは「今までのマスメディアは全員に同じようなコンテンツを見せてきたが、スマホができて全員が違う番組を見るようになった。これからは個性が引き立っていく時代。一人ひとりに合わせたコンテンツづくりが重要」と話し、岸本議員はSNSや人工知能(AI)を挙げ「見方やクリックの仕方で性格が分かる。政治的な意見や投票行動まで変えてしまうかもしれない」と強調。坪田さんは「AIの能力はものすごく高いが、データは人間が与える。自動車、銃などと同じでどう使うのかが重要だ」と話した。
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