和歌山市で一番古い体育館新しく 安原小
マットも新調し、 新体育館でうれしそうに運動する児童ら
和歌山市内の小学校で最も歴史のある同市江南の市立安原小学校 (西浦民子校長) の体育館が先月、 建て替えられ、 児童は新しい体育館でうれしそうに運動に励んでいる。 新体育館の敷地面積は旧体育館より約250平方㍍広い827・17平方㍍。 新体育館には男女別トイレや更衣室、 シャワールームなどが設けられている。 設計は㈱岡本設計 (土佐町、 岡本政仁代表)、 建築施工は㈱和田建設 (和歌浦東、 和田達男代表)。
市の教育施設課などによると、同校の体育館は昭和39年に建設され、市内で一番古い体育館だった。本年度の文科省の耐力度調査でコンクリートの強度などが基準に満たなかったため、建て替えが認められた。
同校によると、旧館内にはトイレがなく、舞台下の収納庫もなかった。老朽化で雨漏りがひどくなり倉庫のマットや壁際が水浸しになったり、3年前にはグランドピアノに水がたまったこともあったという。
2月下旬に新体育館の使用が始まり、児童たちは大喜び。改築に伴いマットなど備品も新しいものをそろえた。
また、新体育館は「県福祉のまちづくり条例認定証」の交付も受けた。出入り口が80㌢以上あること▽通路には滑りにくい材料を使用していること▽車椅子利用者のための段差解消があるかなど全ての条件を満たしている場合に交付される。
竣工式は5月ごろに行う予定。
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