加太にスポーツ施設 大橋市長が意欲示す
未利用地が広がるコスモパーク加太
和歌山市の大橋建一市長は8日、 加太地区のコスモパーク加太の土地利用について、 県と市の土地開発公社の共有地を市が買い戻し、 サッカー場や野球場などのスポーツ施設を設置することに意欲を示した。 市議会本会議で山本宏一議員 (市民クラブ) の一般質問に答えた。
コスモパーク加太は、 関西国際空港埋め立ての土取り事業跡地で、 総面積約260㌶。 市によると、 同パーク内の市所有地は、 森林公園に隣接する約40㌶で、 現在の計画では同公園の延長として植樹を進め、 周辺の一部をビオトープとして整備することになっている。
加えて、 県と市の土地開発公社が共有する土地が約54㌶あるが、 県土地開発公社の債務増大のため利活用が困難な状況にあるとしている。
大橋市長は、 この未利用地を買い戻すことができれば、 市土地開発公社の債務が大幅に縮小でき、 市総体の財政健全化と効果的な土地利用を目指せるとし、 県に共有地の解消を申し入れ、 協議を進めていると説明した。
買い戻しが実現すれば、 市が単独で所有する用地は約67㌶に広がる。
大橋市長は 「スポーツ施設はもちろん、 企業誘致や地元企業の新事業展開のための立地として活用できる楽しみが生まれる」 と答弁。 さらに、 地域がスポーツ公園としての魅力を持つことで、 隣接するスカイタウンつつじが丘の住宅販売にも好影響を及ぼすとの考えを示した。
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