実態踏まえて考えて GoTo停止に知事苦言
仁坂吉伸和歌山県知事は22日の定例記者会見で、政府が観光需要喚起策「Go Toトラベル」を今月28日から来年1月11日まで全国で一時停止することを決めたことについて問われ、「全国でGoTo犯人説が、がんがん流された。人が移動すれば何がしかのリスクは発生するが、ムードでばーっと言っておられる感じがある。和歌山では(GoToによる)感染は1件も出ていないと思うが、どう説明するのか。実態を踏まえ論理的な政策を考えるべきではないか。マスコミや科学者は科学的にきちんと詰めてから言ってほしい」と述べた。
事業の全国一斉停止決定が和歌山の観光に与えている影響にもふれ、「県は毎日のように県内の主要観光地を調査しているが、(宿泊予約の)キャンセルが出ており、特に和歌山市と那智勝浦町は影響が大きい。新しい予約も入っているがキャンセルをカバーするほどではない」と述べ、厳しい状況にあることを強調した。
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