熱い魂胸に最前線へ 県警察学校で卒業式
和歌山県警察学校(和歌山市木ノ本、森田浩文校長)で1月29日、初任科第150期生(長期課程)卒業式が行われ、約10カ月の厳しい教養訓練を終えた女性10人を含む18~23歳の33人が、警察官としての新たな一歩を踏み出した。
式には卒業生と教官らの他、来賓が出席したが、ことしは新型コロナウイルスの感染症対策のため保護者の参列を見合わせるなど、規模を縮小しての実施となった。
式では森田校長が「何事にも一生懸命取り組むとともに、仕事の基盤となる心身の健康に留意しながら、たくましい警察官になってほしい」と激励。親家和仁県警本部長は「犯罪に対する強い心で研さんを続け、自己の能力を高めていってもらいたい」と訓示し、卒業生を代表して大谷勇人巡査(23)が「熱い警察官の魂を胸に刻み、力強さと優しさを兼ね備えた警察官を目指します」と謝辞を述べた。
卒業生は同日付で県全署の14署に配属される。西署配属の井西貴翔巡査(18)は「不安と期待で胸がいっぱい。県民に寄り添いながら安全なまちづくりに貢献していきたい」と決意を新たにしていた。
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