イーグルスが準V ボーイズリーグ関西秋季小学生の部


準優勝と健闘した和歌山イーグルスナイン

 日本少年野球連盟ボーイズリーグ第41回関西秋季大会小学生の部が、大阪・久宝寺球場を主会場に開かれ、県代表の和歌山イーグルスが準優勝と健闘、26日に開幕するノモカップ(堺市)の出場権を獲得した。八尾フレンドと対戦した決勝は、延長戦でも両チームともに譲らない白熱した戦いを繰り広げ、タイブレークの末10―11で涙をのんだが、イーグルスナインの頑張りにスタンドの拍手も大きかった。

 ◇1回戦

イーグルス 2 3 0 1 6 12
弥刃東 2 0 0 0 1 3

 ◇2回戦

イーグルス 0 0 0 4 3 3 10
紫 島 2 0 0 0 0 1 3

 ◇準決勝

イーグルス 2 0 0 0 3 1 6
大 淀 0 0 0 0 0 0 0

 ◇決勝

イーグルス 4 3 0 1 0 0 0 0 2 10
八尾フレンド 1 2 1 3 0 1 0 0 3x 11

 俊足巧打のトップバッター荻原、長打力抜群の猪鼻ら強力打線の攻撃で先手必勝を目指すイーグルスは、決勝までの4試合で2回戦以外の3試合全て初回に先制点を挙げ、優位にゲームを進めた。

 決勝でも、初回に荻原の左前打をきっかけに玉置、中西と続く3連打で無死満塁とし、相手守備陣の失策を誘い4点を先取した。2回には大久の中前打、荻原の左越え2塁打で無死2、3塁と攻めた。玉置が四球を選び満塁と好機を広げ、中西の左前適時打で2点、さらに猪鼻の左犠飛で1点を加えた。

 4回に1点を追加したものの、八尾の長打攻勢にイーグルス投手陣が踏ん張りきれず6回に8―8の同点とされ、延長戦に突入した。両チーム一歩も引かない攻防は無得点のまま、特別延長のタイブレークとなった。イーグルスは、1死満塁から小山の遊ゴロを、併殺を焦った相手の守りが乱れ2点を挙げた。その裏、2死から八尾に走者一掃の2塁打を浴び、1点及ばず惜敗した。

 優勝は逃したものの、最後まで粘りを発揮したイーグルスナインの収穫は大きく、各硬式野球の代表が激突するノモカップでの活躍に期待も大きい。

 イーグルスの中谷監督は「決勝の最終回、2点を先取しながら逆転され、1球の怖さを選手は実感したと思う。準優勝できたことでチームのムードもよく、優勝を目標にノモカップに臨みたい」とした。猪鼻主将も「決勝は勝てると思った瞬間、気を抜いてしまったのかもしれない。とても勉強になった。ノモカップはボーイズリーグの代表として優勝を目指す」と意欲を示した。イーグルスナインは次の皆さん

 ▽代表=北村幸三▽監督=中谷孝志▽主将=猪鼻秀真▽選手=今城柊佑、大久和、荻原崇語、小山龍成、住岡夢斗、髙井竜次、玉置拓海、中西賢、澤田和樹、髙井翔馬、田尻和輝、前谷風希、和田孝生、打越壮真、坂部楽世、田村兼剛、増田翔麻、山田佳吾、早稲田光翼、佐竹秀斗、玉置梨央花、坂部大翔、玉置海翔、小西隼翔