和歌山県独自で学力調査 25年度から
県教育委員会は平成25年度から小中学生を対象に、 文部科学省が毎年4月に実施している学力テストとは別に、 県独自で学力調査を行う。 教員の授業力向上のための研修も行い、 確かな学力の育成を目指す。 新年度当初予算案に1461万円を計上している。
県教委学校指導課によると、 学力調査は、 小学校が4年生以上、 中学校が1、 2年生を対象に、 日常生活と関わりの深い国語と算数(数学)の2科目で行う。
県教委は平成15~20年度にも県独自の学力調査を実施。 以前は基礎・基本の問題だったが、 来年度からの学力調査では、 対応力が問われる応用問題を追加するとしている。
実施時期は、 年間の授業の大半を終えていること、 調査結果をその学年のうちに生かせることなどから、 12月としている。
1月中には各学校で採点し、 教員は結果を基に、 児童生徒の習得の度合いを把握し、 指導方法の改善に生かす。 また、 採点した成績は県教委が集約し、 県全体の学力状況の分析などに使用する。 結果の公表は、 県全体の状況については行うが、 市町村別、 学校別には行わない方針。
さらに、 小中学校の教員を対象に授業力向上のための研修や研究会を行う。 小学校は4年間(国語、 算数を各2年)、 中学校は3年間(数学)を予定している。
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