リッチモンド市から訪問団 姉妹提携40周年で


盟約書を手に握手する(左から)大橋市長、 和田議長、 バーンズ市議

 和歌山市とカナダ・リッチモンド市の姉妹都市提携からことしで40周年を迎えたのを記念し、 リッチモンド市から市長代理のリンダ・バーンズ市議を団長とする11人の訪問団が和歌山市を訪れている。 25日は記念式典が行われ、 両市の友好関係の継続、 発展を確認する盟約書に調印し、 26日には記念植樹が行われた。

 リッチモンド市はカナダ西海岸に位置する人口約19万人の都市。 県出身の多くの日本人が移民した歴史があり、 昭和48年3月31日に和歌山市と姉妹都市提携を結んだ。

 訪問団は24日夜に和歌山市に到着し、 25日午前は市役所で大橋建一市長の歓迎を受けた。 記念式典は同日夜、 モンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で夕食を交えて行われ、 大橋市長や和田秀教市議会議長ら約50人が出席した。

 大橋市長は 「両市の親善交流を次代に引き継ぎ、 国際的な視野を持った人を育てるのが私たちの使命だ」 とあいさつし、 バーンズ市議は 「リッチモンドの街づくりに日系人社会、 特に和歌山県人が貢献してきた。 姉妹都市40周年は私たちの誇りだ」 と述べた。

 盟約書の調印は大橋市長、 バーンズ市議、 和田議長の3人で行われ、 両市の友好関係をさらに密接にしていくことを確認し合った。

 記念植樹は26日午前、 四季の郷公園(明王寺)のエントランス広場で行われた。 両市の代表6人が和歌山市の木であるクスノキの若木を植え、 木の成長に両市の友好発展への願いを託した。 地元のしょうぶ保育園の園児による鼓笛演奏もあり、 40周年祝賀に花を添えた。

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