静電気が見える装置開発 阪和電子工業

パソコンにつないだ「静電気可視化モニター」と長谷部社長㊧、開発者の中家利幸さん
パソコンにつないだ「静電気可視化モニター」と長谷部社長㊧、開発者の中家利幸さん

 優れた新製品・技術を持つ中小企業の情報発信や販路開拓を支援する近畿経済産業局「関西ものづくり新撰2014」の先端産業分野で、阪和電子工業(本社=和歌山市大垣内、長谷部巧社長)の「静電気可視化モニター」が選ばれた。全国から57件の応募があり、新規性、市場性、戦略性などが審査され、23件(うち県内1件)が選ばれた。

 昨年度から始まり、今回で2回目。環境・省エネ▽医療・健康▽先端産業▽防災・セキュリティ▽新市場創出――の5分野で選定する。

 静電気可視化モニターは、視覚で確認できない静電気帯電量をリアルタイムでモニタリングできる世界初の装置で、約3年前に開発された。装置には複数のセンサーが搭載されており、センサーを動かさなくても面単位で静電気を捉えることができるため、帯電部を見逃すことなく、帯電状態や除電の効果を色や数値で確認できる。

 現在、電子機器の組み立てといった工場の生産ライン、クリーンルームなどで利用されている。

 長谷部社長(57)は「(選ばれたことは)誇りであり、とてもありがたい。今後もこの技術を広め、お客さまの声を聞きながら、さらに役立つ製品作りをしていきたい」と話している。

 選定証交付式は先月、大阪市内のホテルで行われた。