澤さん音楽監督に就任 県立図書館

西下教育長㊧から委嘱状を受ける澤さん
西下教育長㊧から委嘱状を受ける澤さん

 和歌山市出身のバイオリニストで東京芸術大学副学長の澤和樹さん(59)が6月29日、県立図書館(同市西高松)の音楽監督に就任した。同館で西下博通県教育長から委嘱状を交付された澤さんは「和歌山へのご恩返しができればとの思い。音楽・文化の発展に尽くしたい」と話した。任期は来年3月31日まで。

 音楽監督の主な職務は、同館が主催するクラシック演奏会についての総括的な監督と、同館が新たに取り組む音楽・芸術に関する文化発信活動に対する助言などとなっている。

 同館は昨年6月にコーディネーター制度を導入し、音楽、芸能、講演など各分野の専門性を持った個人や団体の協力を受け、文化活動を充実させてきた。

 澤さんは、クラシック音楽の専門家として同館2階のメディア・アート・ホールの音響改善を監修するなど、これまでも積極的な貢献をしており、澤さんの活動と呼応して、同ホールには、スタインウェイのフルコンサートピアノの貸与やボランティア活動の申し出などが寄せられてきた。

 監督就任を受けて澤さんは「図書館と併設のホールは全国でも数えるほど。その強みを生かし、蔵書や資料と結びつけたコンサートなども企画したい。図書館の利用者でクラシック音楽とは縁がなかった人にも親しんでもらえる可能性が大きく広がる」と展望を話していた。

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