表示板の未設置等発見 違反建築防止パト

 建築中の建物が建築基準法に違反していないかどうかを確認する公開パトロールが18日から20日にかけて和歌山市内で行われ、同市建築指導課の職員が市内各地を巡回し、状況を確認した。

 15~21日が違反建築防止週間となっており、毎年この時期に実施している。

 18日は市職員2人が同市次郎丸の建築現場など、79カ所をパトロール。建築計画概要書を基に、確認表示板が設置されているか、作業員がヘルメットを着用しているかなどを確認した他、敷地の境界から建物の基礎部分まで計画通りに距離が空いているかを巻き尺で測定した。79カ所中13カ所で確認表示板の未設置などの違反が発見されたという。

 同課の中原富男指導調整班長は「確認表示板の設置は建築許可を示すもので、基本中の基本。台風の接近などに伴い、表示板を中に移動させることもあると思うが、重要性を認識し、しかるべき場所に設置してほしい」と話した。

基礎部分と敷地境界の距離を測る市職員ら

基礎部分と敷地境界の距離を測る市職員ら

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