発想力を鍛えよう 青雲高で篠原さん講演
県立きのくに青雲高校(和歌山市吹上、岩崎博校長)で17日、進路キャリア講演会が開かれ、放送作家でファイナンシャルプランナーの篠原充彦さんが来校し、「発想力を養うツッコミュニケーション」と題して話した。夜間部の生徒37人が聴き入り、発想力について学んだ。
篠原さんはかつて芸人を目指し、吉本総合芸能学院(NSC)に11期生として入学。芸人を引退後、一般企業での勤務を経て独立し、篠原FP事務所を設立した。お金に関する講義に笑いを取り入れた「お笑いマネー講座」が人気となったことで笑いの効能を再認識し、放送作家となった。
今回の講演では、会話で人を引き付ける「はひふへほ」として発想力、表現力、伏線力、変換力、本番力を紹介。発想力の育て方について、メモを取ることと、たくさんアンテナを張って面白いことを探すことで自分の引き出しが増え、どんな企業でも役立つ発想力が身に付くと説明した。
発想力を鍛えるクイズも行った。馬が描かれた2枚の紙と2人のジョッキーが描かれた紙1枚を使い、2頭の馬にジョッキーが乗っているように見せるにはどうすればいいかという問題に、生徒は紙をいろんな位置に動かし、発想を絞り出していた。
その後は表現力、伏線力、変換力、本番力について、宮川大輔さんや千原ジュニアさんら人気芸人のトークを例に説明。「メモを取って発想力を養い、自分の発想を大切にして、個性を生かしてほしい」と生徒らに呼び掛けた。
講演を聴いた3年生の板井円美さんは「面白く講演が聴けた。馬の問題はまだ正解がありそうなので、人にも聞いてみたい」と興味深く学べた様子だった。
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