会員減少に歯止めを ロータリー地区協議会

国際的な社会奉仕団体「国際ロータリー」の大阪南部と和歌山のクラブで構成する「国際ロータリー第2640地区」(岡本浩ガバナー)の地区研修・協議会が22日、和歌山県和歌山市栄谷の和歌山大学で開かれ、各エリアの会長や幹事ら約670人が参加した。7月から次期地区ガバナーとなる㈱南北(和歌山市)取締役会長の樫畑直尚ガバナーエレクトが責任者を務め、「会員減少に歯止めをかけ、魅力あるロータリーをつくろう」と呼び掛けた。

2018―19年度国際ロータリー会長が提唱するテーマは「インスピレーションになろう」。樫畑ガバナーエレクトは「物事を率先垂範し、社会や人に影響を与える『行動人に』なろう」とロータリアンの奉仕精神を説き、「数十年先を見据え、次の世代のために持続的な活動を」と訴えた。

同地区には現在、69のクラブがあるが、30人に満たない小規模クラブが7割近くを占める。ピーク時の1996年には4000人近くいた会員数も半分程度に落ち込んでおり、会員の拡大が課題となっている。樫畑ガバナーエレクトは「せっかくクラブに入ってもらっても3年以内に辞めてしまう人が多い。『ロータリーは楽しい』と思ってもらえることが大事」と話し、「この1年、手を携え良い行いをやっていきましょう」と語り掛けた。

午後からは部門別に協議会が開かれ、全体協議会では講演も行われた。

大阪南部と和歌山地区の会員が参加した地区研修・協議会

大阪南部と和歌山地区の会員が参加した地区研修・協議会

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