妊娠前に予防接種呼び掛け 風疹患者増加で
関東地方での風疹の届け出数増加を受け、和歌山県は妊娠前のワクチン接種を呼び掛けている。接種費用は県と市町村が助成。対象者は19歳以上50歳未満の妊娠を希望する女性・妊婦の夫。期間は来年3月31日まで。
健康推進課によると、2018年の全国累計報告数(8月19日現在)は184人となり、15~17年の年間報告数を超え、県内では27日に30代男性から新宮保健所に届け出があったという。今後、全国的に感染が拡大する可能性があることから、厚生労働省と国立感染症研究所が注意を呼び掛けている。
特に妊婦は注意が必要で、生まれてくる赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるという。全国で風疹が流行した12~13年には、45人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断されたケースもある。
接種費用は一部自己負担が必要な場合があり、申し込み方法など詳細は各市町村へ問い合わせる。助成は接種年度に関係なく1人につき1回を限度としている。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 大学誘致で県内就職率が増 和歌山市(04/27/2024)
- 食品ロス削減へ 県社協、わかやま市民生協(04/27/2024)
- 和大に国際交流基金設置 塚本さんの寄付で(04/26/2024)
- 科学技術分野で県内3社 文部科学大臣表彰(04/26/2024)
- 過去最多50件 22年度県内の障害者虐待(04/26/2024)