2011年07月30日

03.スポーツ/06.特集/第93回全国高校野球選手権大会、和歌山大会

智弁7年連続19回目の甲子園へ

7年連続19回目の優勝を決め、 マウンドで喜びを爆発させる智弁ナイン

7年連続19回目の優勝を決め、 マウンドで喜びを爆発させる智弁ナイン

第93回全国高校野球選手権和歌山大会は最終日の30日、 和歌山市毛見の紀三井寺球場で決勝戦が行われ、 智弁が市和歌山を7―1で下して7年連続19回目の甲子園出場を決めた。 試合は序盤、 智弁が本塁打攻勢でリードを広げると、 エース青木が好投で市和歌山打線を1失点に抑える完投。 投打で相手を圧倒し7連覇を達成した。




市和歌山
0000010001
智 弁
22010200X7

〔市〕 大野、 上―井上、 福本 〔智〕 青木―道端▽本塁打=山本、 嶌(智)▽3塁打=道端(智)▽2塁打=瀧川、 塩満(市)川崎、 宮川、 山本 (智)

智弁は初回、 2死後、 山本が左越え本塁打を放ち先制。 続く道端が3塁打で出塁し、 相手投手の暴投で追加点を奪った。 2回には2死2塁とし、 嶌の右越え本塁打で2点を追加。 その後も小刻みに得点を重ね先発青木を援護した。 投げてはエース青木が5回まで零行進の好投を披露。 得点圏に走者を進めるも要所を締め、 9回を被安打6の1失点。 序盤のリードを守りきり、 チームを優勝に導いた。

市和歌山は、 今大会2試合目の登板となった先発大野が2回4失点と乱調。 後を継いだエース上も制球を乱し、 6回を3失点とふるわなかった。 打線は4点を追う6回、 連打と四球で1死満塁と攻め、 瀧川の犠飛で1点を返上。 その後も好機を演出したが、 好投手青木を攻略しきれず、 7年ぶりの優勝はかなわなかった。

髙嶋仁監督 ほっとした。 しかし、 (和歌山大会優勝は)一つの通過点。 甲子園でいくつ勝てるかに懸かっている。 甲子園では敗れたチームの思いを胸に恥のない試合をしたい。

中村恒星主将 このメンバーで甲子園に行けてうれしい。 100%の力を出してベスト4を目指したい。 監督についてきてよかった。




11安打で南部下す
準決勝(29日、 第2試合)市和歌山が南部を7―2で下し7年ぶり6回目の決勝進出を決めた。

◇第2試合



市和歌山
0221001107
南 部
2000000002

〔市〕 上―井上 〔南〕 大野、 畑木、 泰地▽本塁打=浜田(市)▽3塁打=浜田(市)▽2塁打=安陵(市)松根(南)

市和歌山は先発上が好投。 9回を被安打5、 2失点の完投でチームを支えた。 打線は同点で迎えた3回、 浜田の右越え本塁打で逆転に成功。 その後も小刻みに得点を重ね、 11安打で7得点を奪った。

真鍋監督は 「組織力は一戦ずつ高くなってきている。 決勝戦は胸を借りるつもりで精いっぱい戦いたい」と話していた。

上好投、 打線抑える
3試合完投の上が南部打線を2回以降3安打無得点に抑えた。

初回先頭打者に四球を与え、 1死2塁で3番、 4番に連打を喫し2点を失った。 試合前から1、 3、 4番を警戒していたというが、 直球を狙われ痛打された。 同点とした2、 3回裏は変化球を中心にした投球に切り替え、 三者凡退に打ち取った。 3点リードした4回から肩の力も徐々に抜け、 伸びのある直球も低めに決まり出した。 5回以降は右前打2本を許しただけで、 無得点に抑えた。
好投する上
好投する上





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