OBら80周年祝う 和中・桐蔭ラグビー部


白熱したプレーを見せたOBら

 ことし創立80周年を迎えた旧制和歌山中学校 (以下、 和中) ・県立桐蔭高校ラグビー部の記念行事が和歌山市毛見の紀三井寺球技場など市内2カ所で開かれ、 現役部員やOBらが記念試合などで節目の年を祝った。 和中桐蔭80周年記念事業実行委員長の多田信一さん (43) は 「開催に当たりラグビー関係者以外からもいろんな協力をいただいた。 その分の協力をお返しして、 和歌山をどんどん盛り上げていきたい」 と話していた。

 午前中は紀三井寺球場でタックル、スクラムなしのミニゲーム「タッチフットボール」と、この日集まったメンバーで編成した即席チームで紅白戦を行った。

 紅白戦でのOBらはブランクを感じさせない白熱したプレーを見せた。この試合に最年長で臨んだ島村善夫さん(75)も仲間と体をぶつけ合い、共に声を掛け合いながら、爽やかな汗を流していた。

 また、同球技場はOBらにとっては高校時代の青春を謳歌(おうか)した思い出の場所でもあり、高校生の頃に戻ったかのように目を輝かせて駆け回っていた。

 午後からはホテルアバローム紀の国(同市湊通丁北)で記念総会が開かれ、約90人が集まった。開宴後は和中時代から近年までの部の歴史を各年代主将や顧問を務めた15人が順番に振り返り、懐かしい思い出話に花を咲かせた。

 最後に部歌や校歌を斉唱し、同窓会世話人代表として土井雅史さん(53)があいさつ。今後も変わらぬ伝統を受け継いでいくことを誓った。

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