「明日へと」に決定 和歌山国体イメージソング


「明日へと」を熱唱する宮本さん㊧と平阪さん

 平成27年開催の「紀の国わかやま国体」のイメージソングが15日、橋本市出身の会社員、宮本恵梨菜さん(26)が歌う「明日(あした)へと」に決まり、県庁で表彰式が行われた。和歌山ゆかりの人を対象に公募し、著名な音楽関係者らの審査で選ばれた。宮本さんは「地元和歌山を盛り上げるのに貢献したい」と話している。

 国体県準備委員会事務局によると、公募は2~4月に行い、応募136点の中から、有田市出身の音楽プロデューサー・酒井政利さん、作曲家の都倉俊一さん、俳優の小林稔侍さんら5人の審査員が選んだ。

 「明日へと」は、県内を拠点に活動するJ―POPユニット「ウインズ」の平阪佳久さんが作詞・作曲を担当。ウインズの女性ボーカル曲を歌う宮本さんが代表して応募した。

 「青い海 青い空心に吹き込む潮風が明日へと 走り出す君を待ってます おいでよ悠久(はるか)な国へ」など、和歌山の美しい情景や希望が歌われた作品。審査委員長の酒井さんは「和歌山への郷土愛と色彩感が漂い、聴く人に手を差し伸べるメッセージがある」と賞賛している。

 表彰式では、仁坂吉伸知事が宮本さんに賞状を贈り、宮本さんと平阪さんが「明日へと」を熱唱。宮本さんは「前を向いて、希望を持って進んでいく気持ちを込めて歌っていきたい」と話した。

 「明日へと」は、りら創造芸術高等専修学校(紀美野町)の山上範子校長にダンス振り付けの制作を依頼し、9月上旬の記念イベントでお披露目する予定。さらに、上富田町出身の歌手・坂本冬美さんにも歌唱を依頼し、CD化も計画されている。

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