華月殿で「KIYOKO.J」ファッションショー


美しいドレスを堂々と着こなし歩く素人モデルにうっとり

 「KIYOKOJ」の名で活躍する和歌山市南大工町のデザイナー・神保紀代子さん(61)のファッションショーが7日、 同市屋形町のルミエール華月殿で開かれた。 トークやコンサート付きの華やいだショーを220人が楽しんだ。

 神保さんはニット生地で洋服を作り始めて30年。 着心地とスタイルを重視するオートクチュールを基本に、 東京と和歌山を拠点に活動している。

 この日のモデル39人は、 全員が中学生から80代の素人。 この日のために2カ月間、 ウオーキングなどの練習を重ねてきたとあり、 背筋を伸ばしてさっそうと歩く姿は本物のモデルのよう。 観客らは、 音楽に合わせてポーズを取るモデルと流れるようなラインのドレスにうっとりと見入った。

 訪れた同市駕 (かご) 町の鷲山隆子さん(57)は「打ち掛けでしょうか、着物地で作ったドレスがすてきでした」と笑顔。

 神保さんは 「いつもは普段着しか着ない方も、 魅力的に大変身することに驚きを覚えます。 女性がより美しく生きるためのお手伝いをしたいという思いを、 来場の皆さまにも共感していただければうれしい」 と話した。

 この日は、 和歌山大学観光学部の尾久土正己教授が、 シンガーソングライター宝子 (たからこ) さんのピアノ弾き語りなどに合わせて話す小惑星探査機 「はやぶさ」 の物語、 その旅をイメージしたファッションショー、 ジャズコンサート、 ダンスショーなどもあった。

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