アルテリーヴォ初の初戦突破 天皇杯全日本サッカー


決勝点を決める樋口

 第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦が2日、紀の川市桃山町の桃源郷運動公園陸上競技場であり、県代表のアルテリーヴォ和歌山はFC岐阜セカンド(岐阜県代表)を延長の末2―1で下し、2回戦に駒を進めた。120分の死闘を制し、4回目の出場で初めて初戦を突破。2回戦は8日、静岡県でJ1の清水エスパルスと対戦する。

 試合は前半2分、右サイドからのクロスを小山が右足でゴールに流し込み先制。しかし27分に同点のゴールを許し、1―1で前半を折り返した。

 後半は岐阜に中盤を支配され、何度もゴールに迫られたが、GK斯波が再三の好セーブ。両チーム無得点のまま90分を終え、試合は延長戦に突入した。

 延長前半終了間際、岐阜の攻撃をしのいできたアルテリーヴォに好機が訪れる。GK斯波からのロングフィードに反応した宮本が左サイドで起点となり、宮本からパスを受けた前山のクロスに途中出場の樋口が頭で合わせて勝ち越し。高速カウンターで試合を決めた。

 決勝点を決めた樋口誠太(23)は「いいクロスが上がってきたので当てるだけだった。次の試合もチャンスがあれば前に出て行きたい」と意気込んだ。八木邦靖監督(46)は「我慢しながらの戦い方はゲームプラン通り。途中から入った選手がよくやってくれた」とたたえた。

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