興紀ボーイズ優勝 和歌山県中学硬式野球大会


初代チャンピオンに輝いた興紀ボーイズ

 リトルシニア、ボーイズ、ヤングリーグの硬式野球3団体が集い県ナンバー1を目指した県中学硬式野球選手権大会の決勝が、このほど御坊市総合運動公園野球場で行われ、和歌山興紀ボーイズが3―1で御坊ジュニアタイガースを破り、初代チャンピオンに輝いた。興紀は初回に3連打で1点を先制し、同点で迎えた6回には1死1、3塁から中村の中前適時打で勝ち越し、守っては4人の継投で御坊打線を1点に抑え、激戦を制した。

 ◇準決勝

キングタイガース 0 0 0 0 1 1
興紀ボーイズ 0 1 0 1 6X 8

(5回コールド)

有田リトルシニア 0 1 0 0 0 0 0 1
御坊Jタイガース 2 0 0 0 2 0 X 4

 ◇決勝

興紀ボーイズ 1 0 0 0 0 1 1 3
御坊Jタイガース 0 0 0 1 0 0 0 1

 大会にはリトルシニア6、ボーイズ11、ヤング4(合同含む)の21チームが出場。トーナメントで熱い戦いが繰り広げられた。

 決勝は、同じボーイズリーグの興紀と御坊Jタイガースの対戦となった。先攻の興紀は初回、先頭津田の中越え2塁打で勢いをつけると、続く北嶋稜の右前打で無死1、3塁とした。絶好の好機に阿部が中前へ弾き返し、鮮やかな3連打で1点を先取した。

 2回以降、立ち直った相手投手を打ちあぐね得点が奪えず、4回には1点を失い同点という苦しい展開となった。終盤の6回、北嶋稜の右前打をきっかけに1死1、3塁から中村が中前へ運び、1点をリードすると、7回には古座の好走で1点を加え、御坊を突き放した。

 1点のリードをもらって先発した春木は、序盤から走者を出しながらも得点を与えない粘りの投球を披露した。4回から救援した井上、北山が相手に1点を与え同点となったが、4番手の金岡が力投、5回からの3イニングを散発2安打に抑え反撃を許さず、2点差を守り切った。

 興紀の津田主将は「このチームで、みんなと優勝できてうれしい。これからは甲子園を目標に野球を続ける」と新たな意欲を見せた。興紀ナインは次の皆さん。

 《興紀ボーイズ》代表=尾崎守▽監督=玉田昌幹▽主将=津田椋哉▽選手=出口浩太、金岡秀太、古座健多、西川裕哉、北嶋稜、吉田祥次郎、中村翔、井口勇哉、阿部一将、春木耀平、出島史也、井上拓海、西田政人、北山諒、木村健人、前田龍

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