平和への祈り響く 66回目の打鐘会
祈りを込めて鐘を打つ参加者(岡山の時鐘堂)
終戦記念日を迎えた15日、和歌山ユネスコ協会(芝本和己会長)は、戦没者の追悼や平和の願いを鐘の音に込めて打つ「平和の鐘打鐘会」を和歌山市吹上の岡山の時鐘堂をはじめ市内と海南市、紀美野町の寺院など32カ所で行った。
同協会は8月15日を「争いなき日」と定め、昭和23年の設立当初から打鐘会を行い、ことしで66回目。和歌山を発祥に全国に広がり、現在は70のユネスコ協会で実施している。
今回は32会場で合わせて1179人が参加。岡山の時鐘堂では、正午から1分間の黙祷の後、一人ずつ鐘を打った。
芝本会長は「打鐘会を毎年続け、二度と戦争の過ちを起こさず、平和の願いを次の世代に伝えていきたい」。8年ほど前から毎年参加しているという和歌山市の教員、小倉佳典さん(57)は「不安定な世の中で平和が一番大事だと思う。軍隊は平和にはつながらない。憲法9条を守ってほしい」と話していた。
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