「桃りゃんせ夢工房」に近畿農政局長賞


賞状を手に日浦会長ら

 男女共同参画の取り組みに顕著な功績のあった団体・個人をたたえる「近畿農政局男女共同参画優良事例表彰」の経営参画部門で、紀の川市桃山町神田の女性グループ「桃りゃんせ夢工房」(日浦成美会長)が近畿農政局長賞を初めて受賞した。地元特産の桃の加工品開発や販売促進、体験交流を通し、地域に貢献していることが認められた。

 同グループは桃農家の主婦らで平成16年1月に結成し、現在会員は29人。特産の「あら川の桃」を年中楽しんでもらおうと、生食用販売促進の他、桃を使った金山寺みそやカレー、ドレッシングなどの商品を開発し、販売している。 

 また、みそ造りやジャム加工の体験交流を通じた地域住民への食文化伝承に取り組み、学校教育にも力を入れている。

 表彰は同局が平成16年度に男女共同参画の実現を目指して開始。年に1度、近畿2府4県の団体・個人を対象に行っている。

 経営参画部門は女性が自ら経営、起業活動、技術分野などへ参画し、優れた成果を挙げた団体などが対象。同グループは県から推薦を受けた。

 先日、表彰式が大阪府で行われ、日浦会長(63)が取り組み内容をスピーチした。日浦会長は「活動を認めてもらえてうれしい。これからも特産品をPRし、体験交流をしていきたい」と話している。

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