メガソーラー 和歌山市と3社連合体が調印

協定書に調印した大橋市長(左から3人目)、森田社長(同2人目)ら
協定書に調印した大橋市長(左から3人目)、森田社長(同2人目)ら

 和歌山市が深山の関西国際空港土砂採取事業跡地に誘致していた大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業で、受託した大和リース㈱(大阪市中央区)と大和ハウス工業㈱(同北区)、㈱ダイワサービス(同西区)の3社連合体と市の協定調印式が15日、市役所で行われた。

 市と3社によると、甲子園球場の約9倍の35・8㌶の土地に市内最大、県内2番目の規模となる総出力20メガ㍗の施設「(仮称)DREAM Solar(ドリームソーラー)和歌山市深山」を建設し、20年間発電を行う計画。年間発電量は一般家庭約4500世帯分に相当する。初期投資に約60億円、維持運営に約55億円を投じ、平成26年6月着工、28年4月の発電開始を予定している。

 3社は、土地の賃料として市に年間約1億2500万円を支払うのに加え、別に地域振興への貢献費として売電金額の3%(20年間合計で約4億5000万円の見込み)を提供する。使途は今後、市と協議する。

 調印式には大橋建一市長と大和リースの森田俊作社長ら3社の代表が出席し、協定書に署名した。

 大橋市長は「再生可能エネルギーの一層の推進や長年の課題だった関空事業跡地の土地利用につながる」と歓迎し、森田社長は「和歌山市は全国有数の日照時間があり、安定的に発電事業ができる。地域の活性化に貢献できる施設にしていきたい」と話した。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧