放射性物質記事で週刊誌に抗議 和歌山県

 週刊誌「女性セブン」(小学館発行)に、県産農産物から放射性物質が検出されたと受け取れる事実と異なる記事が掲載されたとして、県は22日、同社に謝罪と訂正記事の掲載を求めていることを明らかにした。

 10日発売の同誌に、県産のトマトと桃から1㌔あたり20ベクレルの放射性物質が検出されたかのような記述があり、県が同誌に抗議し、経緯を確認したところ、編集者が厚生労働省ホームページのデータを引用する際、検出下限値を誤って検出数値として掲載したという。

 県の検査で農林水産物や加工食品から放射性物質が検出された例は一度もなく、仁坂吉伸知事は「県は慎重に産物の安全性をチェックしている。非常に不愉快だ」と話した。

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