現職中村陣営が「励ます会」 紀の川市長選

ガンバローコールでこぶしを振り上げる中村氏㊧
ガンバローコールでこぶしを振り上げる中村氏㊧

 任期満了に伴う紀の川市長選(11月10日告示、17日投開票)に、3選を目指して立候補を表明している中村愼司氏(71)=現職=の後援会粉河支部は29日、粉河ふるさとセンターで「中村しんじを励ます会」を開いた。無投票ムードが漂う中、会場には来賓の同地区選出の県議会議員や市議会議員の他、約450人の支持者が集い、会場は立ち見が出るほどの満員となった。

 中村氏は市役所新庁舎の完成や粉河中学校の移転、約8割の学校で耐震化を終えている現状など、現職として取り組んできた事業内容を紹介。3期目に向けては、農業や商工の発展、浸水対策、市と泉佐野市をつなぐ府県間道路の整備を進めていくことなどを掲げた上で、「市民の皆さんの協力なしではできない」と呼び掛けた。

 また現段階で他の候補者が出てきていない現状にもふれ、「見えてこない選挙だが、戦う覚悟はできている。安全で安心なまちづくりを目指して頑張っていく」と話した。

 同支部の岡環支部長はこれまでの中村氏の功績をたたえ、「相手の見えない選挙戦だが、気を緩めず最後まで中村市長を推してほしい」と述べた。

 最後は同支部青年部らによるガンバローコールで士気を高めた。

 後援会では旧5町にある各支部ごとに同様の集会を開いており、粉河は那賀に続き2カ所目。今後、告示に向けて貴志川、桃山、打田でも開いていく。

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