和商・森田さんグランプリ 「17歳からのメッセージ」
賞状を手に森田さん
全国の高校生から今の思いをつづったエッセーを公募した、大阪経済大学第13回高校生フォーラム「17歳からのメッセージ」で、県立和歌山商業高校(和歌山市砂山南、稲生淳校長)3年、森田千尋さん(18)の作品がグランプリに輝いた。全国382校から2万6936点の応募があり、グランプリ3点、金賞10点、銀賞38点などが選出された。
エッセーは「今までの自分、これからの自分」「社会のために、未来のためにできること」「今、これだけは言いたい!(自由課題)」の3つのテーマから選んで応募。森田さんは「これだけは言いたい!」をテーマに書いた。
「女性と職業について」と題して、女性の社会進出に対する男性の偏見を一蹴。「男が外で働いて女は家事に専念すべきだ」という考えを持つ男性を「前時代的感覚を持った人」とし、母の生き生きと働く姿を見て「将来手に職をつけ、生き抜きたい」と胸中をつづっている。
グランプリを受賞し、森田さんは「とれるとは思っていなかった」とびっくり。「家庭に入っても女性がスムーズに働ける社会になれば」と話していた。
このほど同大学で表彰式が行われた。
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