守り崩せずトヨタに2敗 トライアンズ
多彩な攻撃でファンを魅了した内海選手(21日)
男子プロバスケットボールリーグNBL、WESTに所属する「和歌山トライアンズ」は21、22日、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山でEAST2位の「トヨタ自動車アルバルク東京」と対戦し、2戦とも敗れた。和歌山トヨタグループPresents「絆マッチ」として実施した2日間で、延べ2692人が来場し、年内最後のトライアンズゲームと和歌山トヨタ企画のイベント、選手発案のクリスマス企画などを楽しんだ。
22日には、仁坂吉伸知事が会場を訪れ観戦。チームからプレゼントされたユニホームを身に着け、応援グッズのハリセンをたたきながら応援した。
トライアンズは、エース・川村卓也選手と長身の青野文彦選手をけがで欠く、厳しいチーム状況にある。相手もまた、攻守の要・竹内公輔選手がけがのため出場を控えた。
〔21日〕
和歌山63(13―20、18―21、14―20、18―20)81トヨタ東京
〔22日〕
和歌山61(12―23、15―22、18―23、16―23)91トヨタ東京
両日とも、相手の激しいディフェンスに苦戦し、リズムが作れない。さらにリバウンド数やアシスト数で相手を大きく下回った。得点は60点台に抑えられ、大差で敗れた。
21日は、パーカーのブロックショットやスティール、内海の果敢な1対1やゴール下への合わせ、3点シュートなど多彩な攻撃が光った。22日は、根来が8得点の他、リバウンドやアシスト、ブロックなどで青野の穴を埋める働き。リカートが両チーム最多の25得点を挙げ、会場のファンを楽しませた。
永山誠主将は「シーズン前半戦はまあまあといえる成績。メーンの2人のけがという状況をみんなで乗り切り、2月のホームに強くなって帰ってきたい。来年も今まで以上に熱い応援を」と呼び掛けた。
29日に大田区総合体育館で開かれるNBLオールスターゲームには、トライアンズからマイケル・パーカー、川村卓也両選手とジェリコ・パブリセビッチHCらチームスタッフが参加する。ジェリコHCは「いい選手たちがたくさん。素晴らしいイベントになるでしょう」とコメントしている。
2014年トライアンズの初戦は、天皇杯の3回戦。3日午後5時から国立代々木競技場第1体育館で。ホーム初戦は、2月1日、ノーリツアリーナ和歌山で午後3時半から、リンク栃木と対戦する。
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