10日、明星から「和歌山中華そば」全国発売

「和歌山中華そば」をPRする大橋市長㊨と山東社長
「和歌山中華そば」をPRする大橋市長㊨と山東社長

 即席麺大手の明星食品㈱(本社・東京都、山東一雅社長)は、全国各地のご当地ラーメンを〝食べ歩き感覚〟で楽しめるカップ麺「明星ラーメン紀行シリーズ」の新商品として「和歌山中華そば」を10日から全国で発売する。4日、和歌山市役所で山東社長と大橋建一市長が共同記者会見を行い、発表した。

 同シリーズは、地元に根付き親しまれているラーメンを縦型ビッグサイズのカップ麺で味わえるもの。昨年12月に第1弾の「徳島中華そば」を発売し、今回が第2弾となる。

 「和歌山中華そば」(希望小売価格190円)は、和歌山ラーメンの代表的2系統のうち、まろやかでコクのある「豚骨醤油系」のおいしさを再現したもので、独自のスチームノンフライ製法による、つるみのある中太麺がスープに絡む。開発スタッフは市内の名店を食べ歩いて味を研究し、商品サンプルは市関係者も試食し、味を確認したという。

 山東社長は「おいしい和歌山ラーメンを再現できたと自負している」と述べ、目標販売数年間100万食の達成に自信を示した。自身が和歌山市出身であることにも触れ、「ふるさとに恩返しできてうれしい。和歌山の地名を全国区に広めたい」と話した。

 共同会見の場で新商品を試食した大橋市長は「とてもおいしい。豚骨系の和歌山ラーメンのクラシックな味を伝えてくれている。麺は口に通りやすく、スープはたくさん飲みたくなる」と絶賛した。

 市は、同商品を93台あるラーメンタクシーの利用者に個数限定でプレゼントする他、11日に市内で開かれる1万人規模の観光イベントでも来場者に配布し、アピールする。

 同社は今後、和歌山ラーメンのもう一つの系統である「醤油系」も、同じシリーズで商品化を目指すとしている。

 共同会見には、同社キャラクターの「チャルメラおじさん」と、和歌山ラーメンが大好物の市観光キャラクター「吉宗くん」も参加し、新商品をPRした。

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