防災頭巾になるバッグ 園児に寄贈

原教育長㊨に目録を手渡す石川会長(円内はバッグをかぶった様子)
原教育長㊨に目録を手渡す石川会長(円内はバッグをかぶった様子)

 園児たちに防災グッズで命を守ってほしいと和歌山ゴールドライオンズクラブ(石川泰廣会長)などは27日、和歌山市立幼稚園全園児に防災頭巾として利用できる園児用バッグ1000個を寄贈した。

 同バッグは、ヘルメットなどに使用される発泡スチロール製の緩衝材が底に取り付けられている。大地震などの際には、かぶることで、落下物から頭を守ることができる。

 同日に市役所で行われた寄贈式には、同クラブ関係者と、バッグを製造する有限会社サプライズ(本社=大阪府堺市)の大平太陽社長らも訪れ、原一起教育長に目録を手渡した。市内13園、831人の園児には、6月上旬ごろから順次手元に届く予定。同クラブの石川会長は「大地震があった際には、先生の指示の下に活用してもらい、命を守ってほしい」と話した。

 その他の活動として、同社は来月、和歌山エコアクションポイント協会(下滝哲大代表)とともに、福島県相馬市を訪れて、市教委を通じて園児らに同製品1000個の寄贈を予定している。

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