最大会派に19人 和歌山市議会の新構成

4月26日に投開票が行われた和歌山市議選で当選した38人の会派構成が決まった。19人が参加する最大会派「至政クラブ」が誕生した他、新たな会派は「誠和クラブ」(4人)と初めて市議会に議席を獲得した維新による「維新の党議員団」(2人)。公明党と共産党は引き続き党所属議員で会派を維持する。

至政クラブは、改選前の最大会派・絆クラブと第2会派・市民クラブの大半と新人議員の一部が合流。誠和クラブは、旧絆クラブの3人と無所属1人の4人で結成された。

全議員の半数が所属する大型会派の誕生となったが、過去にも20人前後の会派は存在しており、旧絆クラブと旧市民クラブの元所属議員らには政治信条の大きな隔たりはなかったため、今回の合流による議会運営の大きな混乱はないものとみられている。一方で、大所帯は意思統一が難しく、会派会合の集まりが悪くなるため結束が弱まるとの指摘もあり、今後の会派運営の課題になりそうだ。

誠和クラブのメンバーは、対立政党の所属議員との合流は困難とする議員や、最大会派とは違った立ち位置での議会参加を考える議員らが集まり、新会派の結成に至った。

会派構成は所属人数順に、至政クラブ19人▽公明党議員団8人▽日本共産党和歌山市会議員団5人▽誠和クラブ4人▽維新の党議員団2人――となった。各会派は結束を強め、新たな市議会に臨む。

和歌山市議会の会派構成(代表者を除き五十音順)

和歌山市議会の会派構成(代表者を除き五十音順)

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧