ペット需要高まる コロナ禍、飼う前に熟考を
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、心の安らぎを求めてイヌやネコ、や熱帯魚などのペットを購入する人が増加している。ただ、動物を飼うには命に対する責任が伴うことも忘れてはいけない。動物を扱う店舗では「衝動買いではなく、じっくり考えてから判断を」と呼び掛けている。
ペットショップによると、自宅で過ごす時間が多くなり、癒やしを求める傾向にあるという。散歩時に使う首輪など雑貨の購入も増加。外出自粛によるストレス緩和や運動不足解消などが背景にあるのではないかという。
和歌山県和歌山市太田のペットショップ、アミーゴでは、3月ごろから少しずつ購入者が増加するようになった。同店は営業時間を短縮し、3密にならないよう入場規制。少人数での来店、長時間の買い物を遠慮してもらい、レジは1人で並ぶよう張り紙や声掛けをして営業している。
就職のため、春から市内に引越してきたという秋吉京太さん(26)は熱帯魚の飼育を始めたという。「コロナの感染拡大と引越しが同時で不安でしたが、熱帯魚がいて良かった。ステイホーム中はずいぶん心が癒やされました。大切に飼います」と笑顔。
同店の笹川寿信店長(40)は「コロナの不安からペットを飼いたくなる気持ちは分かりますが、責任を持てるのか、ずっと一緒にいられるかを考えてから、家族として迎え入れてもらえれば」と話している。
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