感性豊かな作品並ぶ 和歌山市中学校美術展

和歌山市内の中学生の作品が並ぶ「和歌山市中学校美術展」が7日まで、同市小松原通の県民文化会館大・中・小展示室で開かれている。

実行委員会(中村清司会長)が主催。中学生の美術作品を広く一般に鑑賞してもらい、各校の日頃の取り組みを紹介し合うことを目的に、1992年から毎年開催されている。

昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で初めての中止となったが、本年度は国公私立20校の生徒が参加。美術の授業や美術部の活動を通して作った計1278点が展示されている。

和歌山城や校内の写生、風景画、靴や筆箱といった身近なもののデッサン、文字のデザイン、焼き物の花器など、絵画や彫刻、デザイン、工芸とさまざまなジャンルの美術作品がずらりと並ぶ。

中には好きな曲の歌詞の一節を書き、そこからのイメージで完成させた作品もあり、中学生ならではの豊かな感受性で生き生きと表現されている。

自身が模写した柿の作品を見に訪れた市立西浜中学3年の松村安珠沙さん(15)は「光の加減が難しかった」と振り返り、「絵を描くのが好きなので、また描きたい」と笑顔で話した。

午前9時半から午後4時半まで。

 

生き生きとした中学生の作品に見入る来場者

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