アフリカの活力感じて 和大生主催の写真展

和歌山大学日本学教育研究センター(CJS)主催の写真展「アフリカの人々と場所」が12月3日まで、和歌山市中のイオンモール和歌山2階で開かれている。世界銀行の農業エコノミストで写真家のドルテ・ヴェルナーさんが撮影した写真11点が並び、アフリカ各地の美しさや人々の力強さなど多様な側面を伝えている。

世界銀行と国際協力機構関西センター(JICA関西)が共催し、イオンモール和歌山が協力。

開催のきっかけは2月、和歌山大学の学生ボランティア団体WAP(和歌山アセアンプロジェクト)が大阪で行われた国際協力のイベントに出展し、世界銀行の関係者から写真展について聞いたこと。出展責任者だった大学院経済学研究科2年の柿本晃希さん(23)は、和歌山では初となる写真展の開催に関わりたいと、WAPを担当する藤山一郎准教授(54)に相談。JICA関西の協力も得て、和大主催での開催が決まった。

展示写真は、目の輝きが印象的な人々の顔、幼い子を抱く母親、砂漠で遊ぶ子ども、海辺で漁をする人々など、エネルギーに満ちた多彩な光景を写している。

会場では、ボランティアの和大生が運営に参加し、アフリカでのJICAの活動を紹介した資料や映像も見られる。

柿本さんは「自分にとってあまり関わりがなかったアフリカを身近に感じ、ビジネスをはじめこれからの時代はアフリカが発展していくという新たな認識、発見を得られた」と話し、藤山准教授は「アフリカは内戦や貧困のイメージになりがちだが、若い人々の多さや活力が分かり、認識が逆転する写真展だと思う。会場で感じてほしい」と呼びかけている。

アフリカの多様な側面を捉えた写真が並ぶ

アフリカの多様な側面を捉えた写真が並ぶ

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