地域への感謝込めて 小倉園でクリスマス会

お世話になった地域の人たちに、ことし一年の感謝の思いを伝えようと、和歌山市新庄の社会福祉法人哲人会・小倉園で17日、クリスマス会が開かれた。地区内の各種団体の代表らを招待。利用者や職員らも一緒に音楽演奏やゲームを楽しみ、和やかなひとときを過ごした。

小倉園は18歳以上で身体に障害がある人の生活訓練や作業訓練などを行う施設。クリスマス会は10年ほど前から続く行事で、自治会や公民館、社会福祉協議会、小中高校などから約30人が参加。県立和歌山高校の総合音楽部も演奏を披露し、アーチェリー部も会場の運営をサポートした。

午前の交流会で、岩橋健司理事長は「皆さま方のご協力があり、いろんな事業ができている。ことしもありがとうございました。短い時間ですが、楽しんでいただければ」と呼びかけた。

会場は華やかに飾り付けられ、クリスマスムードたっぷり。総合音楽部の生徒たちは、「虹」「小さな恋のうた」「ジングルベル」などの演奏と歌声を届け、参加者も手拍子で加わった。

その他、箱の中に手を入れ、触感だけで何が入っているかを当てるゲームでは、指名された人が恐る恐る箱に手を入れて回答。必ず全員に景品がもらえる、髙倉理行園長(70)とのじゃんけん大会も盛り上がった。

午後から行われた施設利用者32人との交流会では、生徒たちが音楽を披露し、利用者もハーモニカを演奏した。

髙倉園長は「いつも小倉地区の皆さんに支えてもらっているので、感謝の気持ちを込めて準備しました。地域の方は温かく、気軽に施設に来てくれる。これからもこの結び付きを大切にしていきたい」と話していた。

県立和歌山高校総合音楽部の生徒たちも演奏

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ドキドキ…箱の中身は一体何(!?)

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