海南市3年ぶりV 市町村対抗ジュニア駅伝

和歌山県内の小中学生ランナーがたすきをつなぐ「第23回県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会」(県など主催)が11日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場発、県庁前着とする10区間、21・1㌔で開かれ、海南市が1時間9分45秒で3年ぶり10回目の優勝を果たした。準優勝は和歌山市(1時間10分19)、3位に田辺市(1時間11分10秒)、4位に岩出市(1時間12分19秒)、5位に紀の川市(1時間12分28秒)が続いた。紀美野町は1時間16分52秒で18位だった。

スポーツの振興や青少年の健全育成などを目的に開催。今回は、北山村を除く29市町と総合順位に記録されないオープン(OP)15チームの計44チーム、440人が駆け抜けた。

岸本周平知事の号砲でレースがスタート。1区(3㌔、中学生男子)では、紀の川市の前春馬選手が8分59秒と区間記録の走りで先導した。2区(1・7㌔、中学生女子)、3区(1・6㌔、小学生女子)では、海南市、紀の川市、田辺市が先頭集団を形成。和歌山市が4位で続いた。4区(1・9㌔、中学生女子)では、先頭でたすきを受けた海南市の口井菜暖選手が6分32秒と区間記録の力走。2位の紀の川市と24秒差をつけるなど、後続との差を大きく広げた。6区(1・4㌔・小学生女子)で和歌山市は、岩本麗良選手が4分56秒と区間記録の激走で2位に浮上。和歌山市は8区(2・5㌔、中学生女子)で先頭の海南市に9秒差まで詰め寄るも、4区以降は、海南市がトップを独走。アンカーの田伏瑞基選手が先頭でゴールテープを切った。

田伏選手(15)は「みんなで一生懸命にたすきをつないで優勝できてうれしい。100点満点の走りができた」と笑顔だった。和歌山市のアンカー、根耒勲治郎選手(15)は「2位は悔しいが自分のペースで走れて良かった」と振り返った。

その他、本紙エリアで区間記録に輝いたのは、3区で片山伊織選手(和歌山市)が5分17秒、5区で松本瑛都選手(海南市)が6分36秒、7区(1・7㌔、小学生男子)で玉城羽衣司選手(海南市OP・A)が6分21秒、8区で髙井初香選手(岩出市)が8分10秒、9区(1・9㌔・小学生男子)で山野瑛慎選手(海南市)が5分52秒だった。

オープン参加を除く本紙エリアの出場選手は次の皆さん。

【海南市】1区=西岡健人▽2区=𠮷松陽依▽3区=𠮷田早希▽4区=口井菜暖▽5区=松本瑛都▽6区=弓出晴來▽7区=岩橋和杜▽8区=中前海莉▽9区=山野瑛慎▽10区=田伏瑞基

【和歌山市】1区=延命風依吏▽2区=福元みずき▽3区=片山伊織▽4区=小久保花恋▽5区=加茂史也▽6区=岩本麗良▽7区=吉田陽太▽8区=岩井優奈▽9区=野方悠真▽10区=根耒勲治郎

【岩出市】1区=菊本陽太▽2区=堅心結乃▽3区=浅井美咲▽4区=山下真央▽5区=坂口太一▽6区=関愛衣寧▽7区=父川勇▽8区=髙井初香▽9区=今西彩人▽10区=横山藍央

【紀の川市】1区=前春馬▽2区=津田彩名▽3区=亀若詩乃▽4区=𠮷田陽名子▽5区=北畑遥都▽6区=大森萌生▽7区=脇田莉玖▽8区=大森風花▽9区=津田隆仁▽10区=尾上倫太郎

【紀美野町】1区=片畑阿弥▽2区=中前友里▽3区=彌六佑莉▽4区=鞍結姫乃▽5区=西巧規▽6区=森木香湖▽7区=新谷颯太郎▽8区=森かんな▽9区=芝﨑玲鳳▽10区=黒土真音

先頭でゴールテープを切った海南市の田伏選手

先頭でゴールテープを切った海南市の田伏選手

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